選手、スタッフたちは、東日本大震災・原子力災害伝承館と震災遺構 浪江町立請戸小学校を訪問し、犠牲に遭われた方々への哀悼の意を表し、黙とうを捧げました。
未曾有の大災害の爪痕が残る施設を訪問し、被災地が向き合ってきた記録と記憶を学び、福島ユナイテッドFCの一員として戦う意味を再度確認する機会となりました。
【代表取締役社長 鈴木 勇人のコメント】
3.11を迎えて、未曾有の東日本大震災と福島第一原子力発電所事故から14年。謹んで哀悼の誠をささげます。
大震災を乗り越え、ファン・サポーターのみなさまと共に歩んできた福島ユナイテッドFCは、お陰様で15年目のシーズンを迎えました。これまで支えて頂いた福島県の方々はもとよりファン・サポーターのみなさまへ感謝の気持ちを忘れずに、地域の賑わい創出とクラブの発展につとめてまいります。
昨シーズン果たせなかった悲願のJ3優勝そしてJ2昇格を目指し全身全霊で戦います。最後まで諦めないプレーを披露することで、心の復興に少しでも寄与することができれば幸いです。
これまで以上に福島県の元気創出に努め、選手自らが農作物の栽培と販売を行う「福島ユナイテッドFC農業部」の活動を通して、福島の魅力(味力)発信事業や社会連携事業に取り組んでまいります。
震災を経験したクラブとしての使命を胸に、選手・スタッフ一同が福島でサッカーができる喜びを忘れず、地域に寄り添い、今後も共に歩み続けてまいります。
【寺田 周平監督のコメント】
震災当時の記録や被災地遺構に直接触れる貴重な機会を得ました。改めて、話を聞くだけではなく、実際に触れることで得られるものは大きく、私自身も強く感じるものがありました。
私たちが福島でサッカーをする意味、それはこの地に活力を届けることです。苦しみを経験された方々の気持ちを完全に理解することは難しいですが、サッカーを通じて少しでも元気や希望を届けられれば、それだけで大きな意義があると思っております。
J3優勝、J2昇格という目標は簡単ではありません。しかし、震災を経験された方々の苦しみに比べれば、私たちはサッカーができることに感謝し、どんな困難も乗り越えていくべきです。福島のみなさまの想いを背負いながら、プレッシャーではなく力に変え、最後まで全力で戦います。
私たちはこれからも地域に寄り添い、スポーツの力で福島に元気を届けてまいります。引き続き、みなさまの温かいご声援をよろしくお願いいたします。