想像以上の天候の中でも奈良まで足を運んでくれたファン、サポーターのみなさんに勝利する姿を見せて、よろこんで帰ってもらいたいと思い試合に臨んだが、勝点2を失ってしまい悔しい気持ちでいる。
難しい天候とピッチコンディションの中で、前半に失点をしてしまった。ハーフタイムでは天候の回復の兆しもあったが、後半の入りは前半同様にシンプルにやろうと話をして臨んだ。少しずつボールを動かせるシーンもあったが、自分たちのサッカーをいつも通りやろうと舵を切るのにはリスクを感じていたので、交代を含めて難しい部分が多かった。ただ、システムを少し変えた中でも、選手たちはやるべきことを存分に発揮してくれたと思う。
後半唯一、中にボールをつけられた自分たちらしい攻撃の形で、何とか勝点1をもぎ取ることができた。この状況の中でも最後までゴールを目指したすばらしい選手たちを称えたいし、この勝点1が必ず効いてくると思うのでポジティブに捉えて次につなげていく。
一方で、浮玉の処理や浮いたボールを前に蹴るといった技術的な部分は、まだまだ伸ばしていかないといけない。そこはしっかり反省をして、次に向けて取り組んでいきたいと思う。
残り3試合、選手たちと一緒に楽しみながら、点を取って勝つ我々のサッカースタイルを貫き昇格を成し遂げたいので、最後まで共に戦ってほしい。
■塩浜 遼 選手
水がかなり溜まっていて中々ボールが動かなかったが、ゴールを決めた場面は、真ん中のところだけボールが上手く動いたので、自分たちらしい崩しの中で得点につなげることができた。
ピッチのコンディションが難しい中でも、これまで積み重ねてきたサッカーを表現して勝点1を取れたので、そこはポジティブに捉えられる部分だと感じている。
今シーズン、見ていても、プレーをしていても面白いサッカーができている。ただ面白いからではなく、勝てる自信があってやってきたので、自分たちらしいサッカーで3連勝をして、その先にあるJ2昇格を成し遂げられるよう取り組んでいく。
■森 璃太 選手
交代のタイミングは難しい状況だったが、チームとしてやることを統一しようと監督の話をピッチにいる選手たちに伝えて試合に臨んだ。
ピッチコンディション的に自分たちのサッカーができない中でも、前で押し込む形を多く作ることを徹底しようとチームで話し合っていたので、それを意識して試合に入ることはできたと思う。
J2昇格がかかっているからと違うサッカーをするのではなく、自分たちのサッカースタイルを徹底して貫いてJ2昇格を成し遂げることは、チームの共通認識で持っている。
来週の試合に向けて、そこの質を高められるよう取り組んでいく。