東日本大震災から11年。次の10年に向けた飛躍の年へ
福島でサッカーができる喜びと感謝の気持ちを忘れず、みなさまと共に歩み続ける







未曾有の東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故から11年が経過いたしました。
今日にいたるまで尊い命を失われた方々のご冥福を祈り、被災された全てのみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

福島ユナイテッドFCの運営会社設立10周年を迎えた昨シーズンは、新型コロナウイルス感染やJ2ライセンスの不交付など、クラブ内の様々な困難に直面いたしました。しかしながら、決してあきらめない「福島魂」のもと、一時は首位に立ち優勝争いに加わりシーズン終了時は5位となりましたが、Jリーグ参入史上最高の成績を残すことができました。

今シーズンは服部年宏新監督のもと、新たな挑戦がはじまります。
次の10年に向けたクラブの意識改革と組織改革を進める所存です。
次の世代を担うアカデミーユースチーム(U-18)の始動やスタジアムの照明・諸室設備などの改修を行い、昨シーズンに果たせなかったJ2ライセンスの取得を目指します。悲願のJ2昇格・J3優勝を目指して、全身全霊で戦う姿を披露し、地元の活性化の一助となって心の復興に努めてまいります。 

福島ユナイテッドFCは、福島の代表として地域創造を推進し、選手自らが農作物の栽培と販売を行う「農業部」の活動を通して、福島の魅力(味力)発信に積極的に取り組んでまいります。震災を経験したクラブとしての使命を胸に前進いたします。選手・スタッフ一同、福島でサッカーができる喜びと日ごろの感謝の気持ちを忘れず、地域の笑顔と喜びを創造の実現に向けて、みなさまに寄り添い、今後もともに歩み続けてまいります。

何とぞ応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
 

2022311
福島ユナイテッドFC  代表 鈴木勇人