【松田岳夫監督】
――富山戦を振り返って
追いつけたことは良かったですが、もうずっとですが失点の仕方がもったいないです。自陣でのミスが多く、守備組織が崩壊しての失点は少ないので、ミスを減らすのが大事で、それができれば勝点3が手に入ると思います。試合を通してカウンターがかなり有効で回数も多かったのですが、前半は奪う位置が低く、自陣でボールを奪って長い距離のカウンターが多かったので、もっと高い位置で奪いたいです。
――YS横浜の印象と戦いのポイントは?
向こうも連戦なのでメンバーが分かりませんが、リスクを冒して攻撃に力を入れるチームなので、相手が前からプレッシャーに来るのは想像できます。それを裏返せばこちらのチャンスになるので、ボールを動かすことを前提に、相手の嫌な部分を突いて、とにかく先に点を取りたいです。ここ何試合かやれたことをしっかりできれば、良い形でゴールを目指せるイメージがあります。
――アウェイ連戦となる熊本戦につながるゲームにしたいか?
今回2回目の過密日程で、前回はみんなで…と言いつつ3試合ともフルに近い形で試合に出た選手もいて、体力的にパフォーマンスが低下した選手もいました。ですから、フレッシュな選手も使いながら、YS横浜戦でも熊本戦でも良い状態の選手が出るようにしたいです。
【GK/1 ファンティーニ燦】
――富山戦を振り返って
試合を重ねるごとにポジショニングやシュートストップ、仲間たちとのコミュニケーションも上がってきています。試合勘は大事ですし、1年間フリーだったためコーチングは最初足りなかったと思いますが、最初よりも連係は取れてきていると思います。ただ、富山も攻撃陣が良い動きをしたので2失点しました。本当は無失点で終わりたかったので、個人的に悔しい結果でした。
――感情を表に出すのは意識しているか?
イタリアでも感情を表に出していましたし、イタリア人もそういうところを気にします。そうした熱い国で育ったのは良い部分なので、福島でも出していきたいと意識しています。チームのみんなも勝ちたいと思っていますが、その気持ちを自分を含めコート上にもっと出したら結果につながると思います。
――アウェイ連戦で重要になることは?
90分出ていると疲労が溜まるので、体調管理や食べ物飲み物、睡眠などどれだけ準備できるかが大事です。水分を多く取るのは気にしています。
――YS横浜戦への意気込みは?
アウェイホーム関係なく、最近勝点1が多いです。勝点3+無失点が毎試合目標ですので、それを目指したいと思います。
【DF/21 吉田朋恭】
――富山戦を振り返って
前半相手に押し込まれる展開が長くて、その中でも自分たちのやれること、ボールを回すことはある程度できていたので、そんなに悪いイメージは無いです。後半さらにアグレッシブになったことで、1点ビハインドの展開でも最後走りきって同点に追いつけたのは良かったです。1失点目はサイドに自分が引き出され空いたスペースをFWに走られたので、あそこまで持って行かれたのは改善点です。
――自身のクロスからゴールが決まった時、誰よりも喜んでいましたが?
ああいうのはうれしくなっちゃうんですよね。湘南のベトナム遠征帯同の時もバカみたいに喜んでいましたし、高校選手権の時もアシストしたわけでもないのに喜んでいました。
――守備で意識していることは?
相手は強いFW、ポストプレーヤーが多くて、福島の選手は背が大きくない中、チャレンジアンドカバーを90分間通してやらないといけません。自分が引き出され過ぎるとCBも引き出されて中のスペースが空いてきます。ボランチやサイドハーフが絞って相手を消しに行くなど、チーム全体で守っていくことが大事です。
――アウェイ連戦で重要になることは?
自分の個性を出しながら、チームとしてやるべきことを欠かさずやるのが大切で、誰が出ても同じサッカーができるようにしたいです。
――YS横浜戦への意気込みは?
コンディションはバッチリです。アグレッシブなサッカーをして、アシストやゴールで点に絡みたいので、応援引き続きよろしくお願いいたします。
【MF/18 橋本陸】
――富山戦を振り返って相手が結構疲れている状態で、ベンチからは「前に迫力のあるプレーをしてくれ」と言われ、相手より確実にフレッシュな状態で入りました。裏へ抜ける動き出しを何回かやって、パスは出てきませんでしたが、それによって空いたスペースがうまく使われたことに関しては良かったです。途中出場でしたがシュートを打てなかったので、よりシュートを多く打って、試合の流れを変える選手になりたいです。
――ゴールを決めたイスマイラや、トカチと一緒に喜んでいましたが?
あの時はうれしかったのですが、あの後すぐ「戻れ!」と言いました。途中出場の選手が活躍できるのはチームとして良い傾向にあると思うので、良かったです。チームの中でも途中出場の選手が結果を出すことで、スタートで出られる可能性が出てくるので、良いモチベーションで試合に入れています。
――アウェイ連戦で重要になることは?
自分は途中出場が多いので、疲労感は無かったのですが、チーム全体で考えると多く試合に出ている選手もいるので、しっかりコミュニケーションを取りながら、出場時間の少ない選手がもっと積極的に前線からの守備などすることによって、多くの時間出ている選手も体が軽くなっていくと思うので、精神面も気をつけながらやっていきたいと思います。
――YS横浜戦への意気込みは?
個人としてはまだ得点が取れていないので、そこを第一に考えます。チームとしてはここの2試合負けていませんが、勝ち切れていません。前節も先制点を大事にしたいと意識しながら先に失点したので、今回はそこを意識しながらチーム全体でやっていきたいと思います。